企業ってなんだろう?を図にしてみました。
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CSR(企業の社会的責任)とか、企業の社会貢献とか、色々な話題が当たり前になってきました。
そういえば以前、行政の方も「企業が自分の持っている強みを使って社会の課題を解決したり、災害時の支援に役立てたりするような、そういう提案が最近はとっても多い」とお話しされていましたし、今や、意識していない企業の方が少ない時代になったのかもしれませんネ。
私自身も、現在所属している青年会議所(JC)を通じての諸々や、FAAVO香川というクラウドファンディングのプラットフォームを運営しているおかげで、地域の色々な活動や取り組みに出会います。
特に、個人でされている方や、新しく立ち上げようとしている方にも、たくさん出会います。
でも、それを見て「素敵だなあ!」とは思いますが、「私だってああいうふうにやりたかった」と羨むことは、実は、まったくありません。
それは当たり前のことで、わたしは、自分ひとりと家族がなんとかなればいい、わけではないからです。
大事な社員さんたちを雇用しつづけたいし、協力業者さんたちとも、十分な仕事を共有したい。
そのためには、“個人で社会に関わる”ことに注力しすぎるわけにはいかない、と思うのです。
当たり前のことなのですが、あくまでも、企業であり続けたい。
わたしにとって一番大切なのは、富士建設であり、ここで人生をつかってくれている社員さんたち。
・・・それなのに、なぜ、こうやって本業とは直接関係のないまちのことについて、あれこれ熱くなってがんばったりするのかな?と考えてみたら、上図のようなイメージが浮かんできました。
企業=樹木と考えてください。(下記に拡大↓)
樹木の幹や根っこは、企業の持つ、人材やお金やモノといった“目に見える資本”。
そして、葉っぱは、業績も含めた“経営”です。
一方地面を見ると、表層部にあるのは、自社のもつ“見えない資本”。
ステークホルダーすべてからの、信頼や関係、知識、評判、共感などです。
そして、もっと深いところにあるのは、まちや社会。
当然ですが、樹木(企業)は、その表層部と深層部のどっちからも養分や水をもらって、そして大きく健やかに育とうとします。
なので、表層部(見えない資本)や深層部(まち・社会)が汚染されちゃうと、病んだり枯れたりしてしまう。
それらの養分や水を根っこや幹(見える資本)を通じてしっかりと受け取り、樹木(企業)は葉(経営+業績)をたくさんつけます。葉がたくさんついて太陽を浴びれば、樹木(企業)はモチロン元気になります。
秋が来て、その葉を落とす日がやってくると、
その葉っぱ(経営+業績)は地面に落ちて肥料になり、土になる。
葉っぱが汚染されていれば、土は汚染され、それを吸い上げた樹木は、自分の葉っぱのせいでやがて死に至ります。樹木だけでなく、すべての生き物に影響が出ます。
だから、企業(樹木)は、その葉を落として次の年の肥料とするために、ステークホルダーに愛される良い経営をしなければならない。
しかも、しっかりと葉(業績)をつけ、太陽の光をいっぱいに浴びて成長しなければならない。
かつ、その根本的な生死は、表層部(見えない資本)や深層部(まち・社会)、つまり地面が握っている。
将来の地面(まち・社会)の健やかさ、肥沃さ加減は、樹木(企業)が握っている。
・・・ね、企業と社会とって、ものすごくちゃんと循環していると思いませんか(^o^)???
ものすごい腑に落ちたので、長ーいですが、載せておきますー!