今年で40回目となる地元の紫雲出山の清掃奉仕。
4/26（日）、富士建設グループと協力業者さん、そして数年前よりご一緒している地元百十四銀行さんとで、晴天の中ワイワイと実施致しました。

ちなみに、もともと弊社と紫雲出山とのご縁が始まったのは、昭和22年。
地元の若者たちの間で桜の植樹をしようという話が起こり、紫雲出山を掘ったところ、・・・なんと古代の土器を発見！

詫間出身の田村実造先生（元京都大学名誉教授）にお願いして考古学の小林行雄先生をご紹介いただき、この紫雲出山になにがあったのか・・・を調査していただいたところ、弥生時代の貴重な高地性集落の遺蹟ということが分かった、というのが、今に至る紫雲出山開発（っていうと語弊があるかな？）の始まりだそうです。

そして、そこから出てきた出土品を保存・展示するために、弊社が自費で【遺蹟館】を建設。
当時は木造の小さな建物だったようですが、今と違って観光地化されていない紫雲出山、材料を運び上げようにも道がなく、大変な思いをして建てたそうです。
（その陰には、地元で考古学に非常に興味を持って熱心に研究に取り組んだ、塗装業を営むMさんの存在があったとか。）

今でこそ、紫雲出山は車で上がれる、桜の美しいスポットとして世界に（！）認められる場所となりましたが、そんなことがあったのですね～。

･･･というわけで、また来年、お掃除いたしましょうネ♪

あ、ちなみに、この「田村実造先生」が、中津万象園修復や五重塔建立のきっかけをつくってくださった恩人でもあるそうです！
そのお話は、また次回に。。。（笑）