第1回 富士建設の掲げているコンセプトができるまで
| CONCEPT
富士建設の掲げている、「建築には、未来を変える力がある。」というコンセプト。
その根底にあるのは、『建築の持つ力』への信頼感です。
建築には、それを舞台に生きるひとの「人生」や「生活」を変える力があります。
(事業を発展させたり、命を守り、生活をより豊かにすることができる力のことです。)
でも実は建築は、「社会」に働きかける大きな力も持っています。
例えば、「風景」を変える力。
あるいは、「文化」を変える力。
もしかすると、殊更に「日本の伝統文化を残そう!」なんて叫ばなくとも、建物に日本ならではの美意識、季節感の表現法、伝統的な考え方を反映させ、それを楽しむ仕掛けを添えることができれば、その文化は自然に生活に根付き、楽しまれ、結果、子どもの代に受け継がれていくことにつながるのかもしれません。
新しい「建築(場・器・舞台)」が生まれることで、人の流れや意識が変わり、新しいコミュニティやサービスが生まれ、やがては社会が変わっていく。
そんな「建築」に携わる者として、自分たちの仕事がどれほど責任重大なものなのか、常に肝に銘じて真摯に係わっていきたい・・・と考えつづける中から、「建築には、社会・文化・風景・人生・生活を変える力がある。(建築には、未来を変える力がある。)」というコンセプトは生まれました。
こうして形になってしまえば、「なーんだ、そんなの当たり前!」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、この言葉にまとまるまでには、長い長い議論と迷いの期間がありました。
その紆余曲折を、ブログでご紹介してみたいと思います!
専務取締役 真鍋 有紀子